ここまで進化した!浄水器の効果と普及率は?

ここまで進化した!浄水器の効果と普及率は?

毎日アクティブに生活するためには、食べるものや飲むものに対して気を遣うというのがひとつの方法ですね。最近の健康志向に関連して、料理をする際に使う水にこだわる人は増え続けています。

ミネラルウォーターを常備するのもいいのですが、コストを考えると自宅できれいな水を常に使えるのが一番です。浄水器を設置することでいつでもおいしく安全な水が飲めるとしたらうれしいですよね。実は最近の浄水器は以前と比べるとかなり進化しています。
そこで今回は、機能や最新の浄水器のタイプについてご紹介します。

浄水器ってどんな設備機器なの?

水道水には、殺菌消毒を目的とした塩素が含まれていて、水道管を通り家の水栓をひねって出てくる時点でも塩素は残留しています。さまざまな菌を除去するための処理が施されていて厳しい安全基準をクリアしている水道水ですが、この塩素にはトリハロメタンという発がん性物質を生成する働きがあるため、そのまま使用するのは不安を感じる人は多いでしょう。
浄水器は水道水をフィルターでろ過して、水道水に含まれている塩素や有機物・微生物などを除去、つまり浄水する装置です。フィルターはカートリッジの中にセットされていて、定期的に交換することで浄水機能を維持します。より安全に水道水を使いたい、おいしい水道水を飲みたいという人にはおすすめの設備機器です。

浄水器の昔と今

日本で浄水器に対する関心が高まったのは高度経済成長期、東京オリンピックが開催された1960年代頃と言われています。人口が加速度的に増えて産業が発展していくのにつれて水源地の汚染問題が起きはじめたことと関連しています。

開発初期の浄水器は、活性炭を使って水をろ過するという簡易的なシステムでした。菌や有機物だけでなく殺菌消毒の働きをする塩素まで除去してしまうため、浄水器内の水に雑菌が繁殖するというデメリットがありました。

その問題を解決するために生まれたのが中空糸膜を使ったフィルターを内蔵したタイプです。何万本も束ねた極細の糸に水道水を通してろ過するというものですが、除去できない成分が多いというデメリットがありました。

そこで活性炭と中空糸膜を組み合わせたタイプが開発されました。それぞれのデメリットをカバーし合えるため現在ではこのタイプが主流となっています。

浄水器の普及率

最近の健康志向の高まりで浄水器の設置数は徐々に増えてきています。
一般社団法人浄水器協会が2017年に発表した調査によると、全国の浄水器普及率は36.2%。約1/3の世帯で浄水器が使われていることになります。(※1)

浄水器のタイプは?

浄水器の機種による機能の違いはそう大きくありませんが、取付け方法においていくつか種類があります。
主なタイプをいくつか挙げてみましょう。

据え置きタイプ

シンクの横に浄水器本体を設置し、水栓金具と接続して使用するタイプです。取り付けできる水栓金具の種類が決まっていますが、設置が簡単な上に本体がシンクの横にあるためカートリッジ交換がすぐできます。
ただし作業スペースの一部をとられてしまうので狭いキッチンには不向きです。また本体や接続管が丸見えになるため、対面キッチンやオープンキッチンだと見映えが落ちます。

水栓金具直結タイプ

シンクの水栓金具に直接取り付けるタイプです。安価で設置しやすいためもっとも普及しています。コンパクトサイズのため邪魔にならず、レバーをひねるだけですぐ浄水が出せるため使いやすさもあります。
ただし本体がコンパクトということはカートリッジも小さいということになるため、カートリッジ交換サイクルが他のタイプより早くなります。

アンダーシンクタイプ

本体をシンク下のキャビネット内に設置し、シンク下の給水管と接続して使用するタイプです。本体が大きいためカートリッジ交換が少なくて済む上に、シンクまわりがすっきりとします。水栓金具の種類を問わないため、好きなデザインの水栓金具を使うことができます。
ただし接続するには専用工事が必要です。本体価格とは別に工事費が必要になるため、初期投資の費用がやや高くなります。

最近話題の簡易浄水器内蔵タイプとは?

浄水器を設置したいと思っても、種類やメンテナンスなどさまざまな点が気になってどのタイプがいいのか迷いますよね。
そんな方におすすめしたいのが、簡易浄水器内蔵タイプです。

簡易浄水器内蔵タイプとは、浄水器が内蔵されている水栓金具のことを言います。
水栓金具の先端部分に浄水カートリッジが内蔵されていて、レバー切り替えによって水道水と浄水とを使い分けることができます。
メリットは何といっても安価なこと。水栓金具本体とカートリッジ1個の組み合わせで1~2万円台なのでコストを大きく抑えることができます。また見た目もすっきりしているので、最近増えてきているオープンキッチンでも違和感はありません。

キッチンの水栓金具が劣化してきて交換しようと考えているなら、そのタイミングで導入するといいでしょう。

簡易式なので、浄水機能についてはアンダーシンクタイプなどにある電気分解方式などには及びませんが、有機物や菌は除去できます。

この簡易浄水器内蔵タイプを扱っているのは、住宅のさまざまなトラブルの修理や交換などをすばやく解決するロイサポートです。水道局指定工事店ならではの技術と知識を持っているため、水の安心に関する相談に丁寧に対応してくれます。

浄水器を気軽に導入してみたい、今の浄水器が大きくて使いにくいから交換したい、そんな時は簡易浄水器内蔵タイプを検討してみましょう。

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