リフォームで便利、鍵不要な電子錠、宅配ボックス

リフォームで便利、鍵不要な電子錠、宅配ボックス

最近は住宅関連のアイテムとして便利な機能がついた商品が増えてきましたね。特に共働き家庭などで不在にすることが多いご家庭だと、玄関の鍵の管理や宅配便の対応は悩みの種のひとつでしょう。実はそういった悩みを解消できる機能をもった商品を採用することで、よりスマートな暮らし方が簡単に実現できます。

住宅の劣化を修理したり模様替えをするだけがリフォームの目的ではありません。今回は不在になりやすいご家庭だからこそ、そのメリットを十分に体感できるリフォームとして、玄関の鍵や宅配便の管理が楽になる方法をご紹介します。

玄関の鍵の管理が楽になる方法は?

子どもがいるご家庭では、玄関の鍵の締め忘れが心配という声をよく聞きます。また買い物から帰ってきた時にたくさんの荷物をもったまま鍵を開けるのが大変だったり、ゴミ捨てに行くだけなのに鍵を持って出なければいけなかったりと玄関の鍵の開け閉めをするシーンは意外に多く手間がかかるものです。

玄関ドアに電子錠を設置すると、シリンダー錠が不要になるのでとても快適です。暗証番号を入力するタイプだと鍵穴に鍵を差し込んで回すという手間がありません。鍵を紛失するということがありませんから防犯面での心配もなくなりますし、管理について考える必要もありません。
玄関ドアを電子錠タイプのドアに交換するという方法もありますが、サッシにも影響してきますので手間のかかる工事になります。今の玄関ドアはそのままで後付けできる電子錠を選ぶと、数時間の施工で電子錠が使えるようになりますから、後付けタイプを選ぶといいでしょう。

暗証番号を入力するタイプ以外に、リモコンキーで操作するタイプもあります。このタイプは施錠時間をタイマーで設定できる機能もあり、就寝前に鍵をうっかり閉め忘れるといったことは起きません。

電子錠のメリットは自宅ではもちろんですが賃貸住宅を所有している場合も同じように得られます。シリンダー錠が不要なので面倒な鍵の管理をしなくてもいいですし、合い鍵も当然不要です。入居者が鍵を紛失するという問題がない、入居者が入れ替わる際の鍵交換が不要といった面はオーナーにとってはうれしいメリットでしょう。

宅配便の管理が楽になる方法は?

共働きだったり家族全員が日中不在がちだと、宅配便がきてもなかなか受け取れません。不在票を見て都合のいい日時を指定したくても、平日はだめで休日は出かける用事があるといったスケジュールだと受取期日までに再配達してもらうことも難しい場合がありますね。

そんな時は留守時でも配達してもらえるよう宅配ボックスを設置することをおすすめします。
宅配ボックスには主に2種類あります。

ダイヤル錠タイプ

宅配業者は宅配ボックスに荷物を入れてロック設定します。中に捺印装置が付いていれば宅配業者はそれを使って受取りサインとします。そして不在票をポストに投函します。受取る側は帰宅した際に不在票を見て荷物が来ていることを確認し、所有しているダイヤル錠でボックスを開け、荷物を取り出すというしくみです。
新たに電気配線工事をする必要がないため、比較的簡単に取付できます。

電気制御タイプ

宅配業者は宅配ボックスに荷物を入れると施錠され、不在票をポストに入れます。受取る側は帰宅時に不在票で荷物が来ていることを確認し、宅配ボックスについている液晶画面や音声ガイダンスにそって操作することで宅配ボックスを開け、荷物を取り出すというしくみです。
外部電源と宅配ボックス本体をつなぐ必要があるため電気配線工事が必要です。セキュリティシステムとの連動もできるので、リフォームでセキュリティシステムを導入することを検討しているならシステムに組み込んでもらいましょう。
宅配ボックスのサイズはいくつかパターンがありますが、集合住宅のように大きなものではありません。基本的には宅配物1個しか入らない大きさなので、不在中に宅配便が届くことが多いならすぐ出しておかないと次の荷物は受け取れません。

リフォームで設置するなら、ダイヤル錠タイプを設置するのがもっとも簡単です。電気配線工事が不要ですし、置く場所も自由に決められます。門周辺か玄関まわりに設置するのが便利でしょう。
宅配ボックス単体の追加設置でももちろんいいのですが、玄関や門といった場所は住宅のいわば顔となるところ。色やデザインが違うボックスが置いてあるとかなり違和感はあります。見映えが気になるなら植栽で上手に隠すか、玄関や門周辺をリフォームするついでに色やデザインをそろえて導入するのがおすすめです。

玄関の鍵や宅配便の管理は小さなことのようですが、意外に時間や労力をとられたり防犯面で不安があったりと使い勝手が悪いとストレスになりやすい要素でもあります。設置すれば日々の生活がさらに便利になるこういったプチリフォーム、機会があればぜひ一度検討してみてくださいね。

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