キッチンリフォームで自宅のキッチンに関するお悩みを解決!
住宅の中でも特に使用頻度が高いキッチンは、こまかい作業を行うためさまざまな悩みが起こりがちな場所でもあります。どういった方法で解消できるのか分からず、不満を抱えたまま使い続けているという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キッチンに関するさまざまな悩みについて、リフォームで解決する方法をまとめてみました。
レイアウトが悪くて使いづらい
一昔前までは、キッチンは調理をする場所として独立した場所に設けるのが一般的でした。独立キッチンは音や汚れやにおいが他のスペースに広がらないというメリットがある反面、家族とのつながりがもちにくく、配膳や片づけもしにくいレイアウトです。
現在は、ダイニングやリビングとつながったLDKとして一つの大きな空間にする間取りが人気で、対面キッチンやオープンキッチンへとレイアウトを変更するケースが増えています。
シンクや加熱機器の配管や電気系統の配線などの変更を伴いますので、リフォームで対応することになります。あわせて壁や床の仕上げもリフォームすると、使い勝手だけでなく見映えもランクアップできるでしょう。
収納が少ない
新築時からずっと生活を続けていると、いつの間にか食器や調理器具は増えますね。また食品や水、ビールなどのストック品やお米、野菜などを保管するスペースも必要ですから、年月を重ねるにしたがって収納スペースが足りないと悩む人が増えてきます。
キッチン収納を増やすには、キッチン本体の収納量と、それ以外の場所の収納量の双方を増やすのがポイント。いずれもリフォームによる取替えで対応が可能です。
キッチン本体は昔の商品と比べると収納量が格段にアップしています。開閉がスライド式になって使いやすくなっただけでなく、足元の蹴込みと呼ばれる部分まで収納スペースに変わりました。調理小物が収納できるよう、キャビネット内部には多くの仕切りがセットされていますし、シンクまわりやコンロまわりの壁面を使えるパーツも充実しています。
こうしたオプションをライフスタイルに合わせて上手に追加し組み合わせると、収納量はぐんと増えます。
さらに、キッチン背面に置くことが多いカップボード部分も、キッチン本体と同じく内部をより有効に使えるキャビネットの種類が増えてきています。炊飯器を内部に収納できたり、ゴミ箱を置くスペースをつくったりといろいろなプランができますから、設置スペースを最大限活用できるようなプランにするといいでしょう。
また、設備の交換だけでなく壁面をリフォームできるなら、造り付けの収納スペースを設けるのもひとつの方法です。パントリースペースを半畳程度つくるだけでも、キッチン内の収納量は大幅に増えますよ。
毎日のお手入れが大変だ
調理や食器の片づけなど、火や水を使う機会が多いキッチンは汚れが発生しやすい場所です。特に掃除が大変なのはガスコンロまわりやレンジフード、シンクの排水口といった箇所ですね。
最近のガスコンロは、天板が汚れを拭き取りやすい素材になっていたり、五徳がシンプルな一体型になっていて洗いやすくなっていたりと工夫されています。グリル部分も自動洗浄機能が付いているタイプが多く、掃除の手間はかなり軽くなってきました。
レンジフードは構造がよりシンプルになって、カバーを取り外して洗うパーツの数が減ってきています。また油がつきにくく取れやすい素材が使われるようになり、普段の軽い拭き掃除だけでも清潔な状態をキープしやすくなりました。
火を使わない分汚れが周囲に飛び散らず、火事の危険性も低いIHヒーターや、拭きやすい素材を使った扉を選ぶのもお手入れの軽減には有効でしょう。
今使っているキッチンが15年以上前のタイプなら、キッチン本体やカップボードを取り替えることでお手入れの手間はかなり抑えることができますよ。
キッチンリフォームの注意点や考慮点とは?
設備を交換するだけでもリフォームのメリットを十分得られるのがキッチンリフォームですが、満足度の高いリフォームをするためにはコツがあります。
まずは家族のライフスタイルに合ったレイアウトや商品を考えることです。
たとえば来客が多い家庭だとして、来客とわいわい楽しみたいのか、来客がいても調理に集中したいのか、多少散らかっていてもいいようにキッチンの中を隠しておきたいのかなど、キッチンの使い方や隣接するスペースとの関つながりについて家族内でしっかり話し合うことが大切です。
そして見落としがちなのが。コンセントの数と位置です。
電子レンジやコーヒーメーカーなどの家電製品を使うなら、コンセントは床に近い位置よりも床から1m前後の位置に設置したほうが使いやすいですね。お菓子などをつくる趣味があるなら、調理中ハンドミキサーなどが使いやすいようキッチン側の壁面にコンセントがある方が便利です。
コンセントの数と位置は、使用する家電製品の数やキッチン内での動き方によって変わりますから、リフォームをする際はしっかりチェックして不足がないようにしておくといいでしょう。
使い勝手や見映えが改善されると、毎日の生活がさらに楽しくなるキッチン。上手にリフォームしてより快適にクッキングを楽しんでくださいね。