店舗に関わる「ヒト・モノ・カネ」のすべての管理を担い、店舗経営の大きな方向性を決めて実行するのが店長の役割です。店舗の健全な経営の土台となるのは、何といっても売上と経費のバランス。良好なバランスを安定的に維持するために、最大限の注意を払いながら、責任を担い、店舗全体を動かすことができるのが店長の仕事の醍醐味ですね。しかし、いくら店長の能力が優れていてもできる範囲は限られます。副店長、部門長、リーダー、リビングスタッフといった大勢のスタッフの協力を得られなければ、店長としての仕事を全うすることはできません。ですから、「ヒト」を大事にするのは当然のことです。どうすれば働きやすい環境がつくれるのか、気持ちよく仕事ができる風土をいかに醸成するか。このことに全力を注いでいると言っても過言ではありません。
店長として喜ばしいのは、やはり人が育つこと。ロイヤルホームセンターには20歳代の若い社員が多いので大いに育てがいがありますね。若い社員と話をして気付くのは、お互いの発想の仕方の違いです。育った環境も年齢も異なるので、意見や考えが違って当たり前。そんな時に接点を見つけることがとても面白いです。コミュニケーションの妙味と言ってもいいでしょう。若い社員が「こんなことをやってみたい!」と積極的に提案してくる時は、可能な限りトライさせるようにしています。これには時間と辛抱が必要です。しかし、彼ら自身の発想やアイデアに基づいた仕事にチャレンジさせることで、「自分の成功例」を持つことができます。これは貴重な財産になると思います。そして、その財産を持っている社員がもし他店に異動しても「自分の成功例」があると応用が利きやすくなります。当社の場合、店舗それぞれが地域の特色と個性を反映した店舗づくりをしていますから、「自分の成功例」をそのまま使うのではなく、うまく応用しながら活躍してほしいと願っています。
約2ヶ月前から「新店開設準備室」で職務に就いています。新店の店長に就任する予定なので、その準備に多忙な日々を送っています。店舗オープンに向けて、関係各所との打ち合わせ、社内会議と調整、採用など仕事は山積み状態。でも気持ちはワクワク感で満たされています。というのもゼロから新店を起ち上げるのは初めての経験だからです。「選ばれし者の喜びと不安」でいえば断然、喜びの方が大きい。これから体験するであろう苦労、それも楽しもう!というくらいの気持ちで取り組んでいます。
新店の予定地には暮らしたことがなく、訪れたこともまだ数えるほどしかありません。私にとっては
“未知との遭遇”みたいなものですね。人口動態、公共交通機関の状況、住宅の密集度、家族と単身者の割合、ライバル店の動向など、調査する項目は非常に多岐にわたっていますので、これからは予定地に足繁く通うことになると思います。徹底した市場調査を店舗開発部のスタッフと協力して実施し、新店をスムーズに起ち上げることが当面の目標です。新しい土地で、新しい人々と楽しい汗を流しながら新店を成功に導き、ロイヤルホームセンター全体を盛り上げていきたいです。